「XDCとはどんな仮想通貨で、XinFinやXDC Networkって何?」
XinFinはシンガポールを拠点とする、オープンソースのハイブリッドブロックチェーンを開発しているフィンテック企業です。
そんなXinFinが発行する仮想通貨がXDCで、高い将来性が見込まれています。
今回は、間違いなく今後注目されるであろうXDCやXinFin Networkを詳しく知りたいあなたのために、
- XinFinとはどんな企業なのか
- XDCの主な特徴やメリット
- XDCの将来性や今後の価格予測
- XDCの買い方やおすすめの取引所
についてお伝えしていきます。
仮想通貨XDC(XinFin/XDC Network)とは?
XDC(XDC Network)とはどんな仮想通貨で、その発行元であるXinFinは一体どんな企業でどのようなプロジェクトを推進しているのか。
まずはXDCやXinFinの主な特徴やメリットなど、基本情報をしっかりと押さえていきましょう。
XDC(XinFin/XDC Network)の基本情報:時価総額・価格・チャート
2021年9月28日現在、XDC(XinFin/XDC Network)の価格は1XDC=15.13円となっており、時価総額は約1,861億円で時価総額ランキング第62位に位置する仮想通貨です。
直近のチャート的には8月20日に1XDC=20.12円という上場来高値をつけ、適度な調整をしながらも右肩上がりで上昇を続けています。
通貨名 | XDC Network |
---|---|
ティッカー・シンボル | XDC |
価格 | 15.13円 |
時価総額 | ¥186,116,906,674 |
発行枚数上限 | – |
循環供給 | 約122億 |
時価総額ランキング | 第62位 |
ブロックチェーン | イーサリアム |
コンセンサスアルゴリズム | XDPoS(XinFin Delegated Proof of Stake) |
ホワイトペーパー | Whitepaper |
公式サイト | https://xinfin.org/ |

XinFinは貿易金融向けのブロックチェーン開発企業
仮想通貨XDCの発行元となっているXinFinは、シンガポールに拠点を置く「国際貿易と金融」向けのブロックチェーンを開発しているフィンテック企業です。
貿易金融とは、貿易(輸出入)を円滑に進めるのに必要なお金の融通や信用供与など、貿易に関連した全ての金融のこと。
XinFinが注力する国際貿易のマーケットは、年間取引額で約2000兆円にも及ぶ巨大市場。
そんな巨大市場である貿易金融分野において、XinFinは革新をもたらすリーディングカンパニーを目指しています。
XinFin Networkとは
XinFin NetworkとはXinFin社が国際貿易と国際金融向けに立ち上げた、ハイブリッドエンタープライズブロックチェーンを提供するプロジェクトです。
そもそもブロックチェーンには、以下のように3つのタイプがあります。
- パブリック型:ビットコインやイーサリアムなどに代表されるような、特定の管理者が存在せず参加者によって管理や運営、監視がされている分散型のシステム
- プライベート型:企業などの特定の管理者が存在する中央集権的なシステム
- コンソーシアム型:パブリック型とプライベート型を兼ね備えたハイブリッドなシステム

XinFin Networkが提供するのは、ハイブリッドなコンソーシアム型のブロックチェーンシステム。
各企業や政府機関などを繋ぐパブリックブロックチェーンと企業内で利用可能なプライベートブロックチェーンを兼ね備えたコンソーシアムブロックチェーンによって、企業と政府機関における利便性の高い相互運用を可能にしています。
現状における貿易金融業務は非常に複雑で手間がかかる非効率なものとなっており、ブロックチェーン技術によってこの大きな課題を解決しようとしているのがXinFin Networkの目指すところ。
具体的には貿易金融業務をブロックチェーンで一元管理することにより、資金回収までの日数が節約できるなどといった業務を効率化する大きなメリットがあります。
XDC(XinFin/XDC Network)の主な特徴やメリット
ここからは、XDC(XinFin/XDC Network)の主な特徴やメリットについて、4つのポイントで見ていきましょう。
- コンソーシアム型のブロックチェーンを世界で初採用
- 仮想通貨XDCの主用途はデジタル決済
- KYC(顧客認証)機能がある
- 高速処理・低コスト・低消費電力
コンソーシアム型のブロックチェーンを世界で初採用
先ほどお伝えした通り、XinFin Networkはハイブリッドなコンソーシアム型のブロックチェーンによって貿易金融の業務効率化に変革をもたらすプロジェクトです。
XinFinが発行するXDCは、コンソーシアム型のブロックチェーンを世界で初めて採用した仮想通貨として注目を浴びています。
仮想通貨XDCの主用途はデジタル決済
仮想通貨XDCの主用途は、貿易金融分野におけるデジタル決済です。
2021年3月には、世界No.1シェアのブロックチェーンプラットホームである「Corda」の決済通貨にXDCが採用されることが発表されています。
The XinFin to Corda bridge enables $XDC, the native asset on The XDC Network, to move freely between the Corda Network and our own. We are proud to kick down this door, enabling XDC to operate as the leading settlement token within the Corda Network
— XinFin (@XinFin_Official) March 30, 2021
XDCネットワークのネイティブアセットであるXDCが、XinFinからCordaへのブリッジにより、Cordaネットワークと当社のネットワーク間で相互運用が可能になりました。XDCがCordaネットワーク内の主要な決済トークンとして機能することを誇りに思います。
そもそもCordaは企業向け分散型台帳を開発するR3社によって、金融機関同士で行われる取引の利便性を高めることを目的に設計されていたブロックチェーンプラットフォーム。
そのため、ブロックチェーン技術を活用して貿易金融分野における業務効率化を図ろうとするXinFin NetworkのXDCとの相性はバッチリというわけですね。
KYC(顧客認証)機能がある
XDCには「KYC(Know Your Customer)」と呼ばれる顧客の本人確認をする機能があります。
従来のビットコインやイーサリアムといった仮想通貨は、誰でもアクセスしてブロックチェーンの承認作業などに参加できる一方で、そのアクセスした人たちがどんな人なのかという「身元」を証明することができなかったんですよね。
ご存じの通り、国際貿易をする上で取引相手の「信用」は超重要な要素の一つ。
XinFin NetworkはR3社と組むことで顧客のプライバシーを守りながら顧客認証を可能にし、取引における透明性を高めているわけです。
高速処理・低コスト・低消費電力
XDCプロトコルを搭載したXinFinのXDPoSハイブリッドネットワークは、トランザクションの処理スピードやコスト、エネルギー消費など多くの面でビットコインやイーサリアムのスペックをはるかに凌駕しています。

XDCが国際貿易における決済手段として活用されるためには、ハイスペックな仕様が必要不可欠。
XinFin NetworkはこのXDCの高いスペックを活用して、
- 貿易取引のデジタル化やトークン化、即時決済の実現
- 効率を高めて複雑なFXインフラストラクチャへの依存を低下
- 金融機関における流動性管理の柔軟性を高める
といったような、貿易金融分野で相互運用可能なブロックチェーンネットワークを構築しています。
仮想通貨XDC(XinFin/XDC Network)の将来性・今後の価格予測
市場規模2000兆円という巨大市場である国際貿易分野のデジタル決済通貨として採用されたXinFin NetworkとXDCの将来性は極めて高く、今後大きな成長を遂げることは間違いありません。
現時点で日本での知名度は低いですが、国際貿易においてXDCが流通すればするほどXDCトークンの価格は中長期的に大きく上昇すると見込まれています。
2021年に入ってXinFin Networkは、多くの企業とのアライアンスを活発化してきています。
2021年5月20日:Travala.comとパートナーシップ契約を締結
2021年5月27日:FreewalletがXinFin Networkに対応
2021年6月25日:Flare Financeとパートナーシップ契約を締結
この中で特に注目したいのが、Flare Financeとの提携です。
Flare Financeは、言わずと知れたリップル社の投資部門が出資するプロジェクトの一つであるFlare Networksが提供するDeFiプラットフォーム。
XinFin NetworkはFlare Financeが提供する全てのサービスに対応することによって、お互いのネットワーク上で資産を相互運用できるようになります。
またFlare Financeが運営する「Flare-X」というDEX(分散型取引所)で、XinFin NetworkのXDCトークンの上場も予定されています。
仮想通貨XDC(XinFin/XDC Network)の買い方・おすすめの取引所
ここからは、仮想通貨XDCトークンの買い方やおすすめの取引所についてお伝えしていきます。
貿易金融分野のデジタル決済通貨となった将来性の高いXDCトークンですが、残念ながら現時点で国内取引所での取り扱いはありません。
XDCトークンを購入するには、以下のステップを踏んで海外取引所でトークンを購入する必要があります。
- 国内取引所で口座を開設する
- 国内取引所でビットコイン(BTC)を買う
- 海外取引所で口座を開設する
- 購入したビットコイン(BTC)を海外取引所のウォレットに送金する
- 海外取引所にてビットコイン(BTC)でXDCを買う
国内の取引所で安くビットコインや仮想通貨を買うなら、世界170ヶ国で数千万人のユーザー数を誇る取引所フォビジャパン(Huobi Japan)です。

フォビジャパンの最大のメリットは、取引所経由で扱う銘柄数が圧倒的に多いこと。
フォビジャパンが取引所で扱う14銘柄という数は、国内で圧倒的ナンバーワンです。
基本的に国内の仮想通貨取引所は「販売所」と「取引所」経由での売買機能があって、販売所経由での売買は取引所に支払う手数料が高くなります。
フォビジャパンは取り扱いする全銘柄が取引所経由で売買できるようになっており、取引所に支払う売買手数料が格安なのです。
少しでも安く買って高く売りたいというキャピタルゲイン目的で仮想通貨投資をするなら、フォビジャパンを使わない選択肢はありません。
世界有数の仮想通貨取引所だけにセキュリティ対策も万全で、安心・安全に仮想通貨取引が行える環境が整っています。
Huobiは全世界で展開しているグローバルな取引所のため、今後もHuobiでしか買えない通貨の上場が大いに期待できます。
新規仮想通貨の上場がアナウンスされてからでは遅いので、フォビジャパンはまず最初に口座開設しておきましょう。
※これから仮想通貨投資を始める超初心者向けに、以下の記事で仮想通貨の始め方を「図解入り完全ガイド」しています。
仮想通貨投資を始める上であなたが気になっている疑問もほとんど解決できますので、ぜひ参考にしてくださいね。

XDCトークンを取り扱っている海外取引所はいくつかありますが、おすすめはBitfinexです。
Bitfinexはコールドウォレットやマルチシグに対応しており、セキュリティ体制は万全。
さらにBitfinexはUSDTを発行しているThether Limited社の親会社でもあるので、信頼性も抜群い高いです。
その他にも以下のような特徴があり、安心・安全・便利に利用できる海外取引所となっています。
- レンディグサービスにも対応
- 取引所おすすめランキングでは世界第4位
- 日本円の入金にも対応
- 取り扱い通貨が多く新規上場が早い
近年、日本政府の規制が厳しくなってきており、新規で口座開設できなくなる海外取引所も出始めています。
今のうちに口座開設だけでもしておきましょう。
まとめ
今回はXDCとはどんな仮想通貨で、XinFin Networkはどのような特徴やメリットがあるかなどについてお伝えしてきました。
- コンソーシアム型のブロックチェーンを世界で初採用
- 仮想通貨XDCの主用途はデジタル決済
- KYC(顧客認証)機能がある
- 高速処理・低コスト・低消費電力
市場規模2000兆円という超巨大市場を持つ国際貿易金融という分野において、デジタル決済通貨に採用されたXinFin NetworkのXDCの将来性が高いことは間違いありません。
XDCトークンの認知度が上がる前に安く仕込みつつ、今後のさらなる成長に期待しましょう。
※国内取引所を選ぶポイントやおすすめの使い方については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
