「XECとはどんな仮想通貨で、eCash(イーキャッシュ)ってどのようなプロジェクトなの?」
XECやeCashという名前は聞いたことがなくても、ビットコインキャッシュという仮想通貨なら耳にしたことがある人はいるのではないでしょうか。
実はこのXEC(eCash)という仮想通貨、ビットコインキャッシュから分岐(ハードフォーク)した「ビットコインキャッシュABC(BCHA)」がリブランドされたものなんです。
このリブランドによって一度は地に堕ちたかと思われたBCHAはここにきて大きく息を吹き返し、仮想通貨XECは時価総額ランキングでも一気に30位以内に食い込んできました。
今回は、今注目を浴びているXEC(eCash)を詳しく知りたいあなたのために、
- XECの主な特徴やメリット
- XECの将来性や今後の価格予測
- XECの買い方やおすすめの取引所
についてお伝えしていきます。
仮想通貨XEC(eCash/イーキャッシュ)とは?
XECとはどんな仮想通貨で、eCash(イーキャッシュ)は一体どのようなプロジェクトなのか。
まずはXECやeCashの主な特徴やメリットなど、基本情報をしっかりと押さえていきましょう。
XEC(eCash/イーキャッシュ)の基本情報:時価総額・価格・チャート
2021年9月29日現在、XEC(eCash/イーキャッシュ)の価格は1XEC=0.02865円となっており、時価総額は約5,401億円で時価総額ランキング第30位に位置する仮想通貨です。
直近のチャート的には9月5日に1XEC=0.04205円という上場来高値をつけた後は一旦調整をしましたが、ここ数日でさらに上を目指すような動きを見せています。
通貨名 | eCash |
---|---|
ティッカー・シンボル | XEC |
価格 | 0.02865円 |
時価総額 | ¥540,193,493,385 |
発行枚数上限 | 21兆 |
循環供給 | 約18兆 |
時価総額ランキング | 第30位 |
ブロックチェーン | アバランチ |
ロードマップ | Roadmap |
公式サイト | https://e.cash/ |

ビットコインキャッシュのハードフォークで誕生した仮想通貨
XEC(eCash)の前身であるビットコインキャッシュABC(BCHA)は、2020年11月15日に実施されたビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークで誕生した仮想通貨です。
このハードフォークによってビットコインキャッシュは、
- ビットコインキャッシュABC(BCHA)
- ビットコインキャッシュノード(BCHN)
という2つのチェーンに分岐しました。
ビットコインキャッシュがハードフォークした背景にあったのは、「マイニング報酬の8%を開発者資金に充当する」というプロトコルのアップグレードをめぐる意見の対立。
要するに、ビットコインキャッシュ内での「内部紛争」ですね。
BCHA陣営は8%のマイナー税を支持し、8%のマイナー税に断固反対するBCHN陣営は関連するソースコードを削除するなど対立が激化。
そのような経緯から、最終的にハードフォークという形で2つのチェーンに分岐することになりました。
マイナーの51%攻撃によってネットワークが占拠
意見の対立をハードフォークという形で解決したビットコインキャッシュABC(BCHA)ですが、苦難はここから始まります。
マイナー税導入に反対するマイナーによって51%攻撃が仕掛けられ、ネットワークが占拠されてしまったのです。
そもそも「51%攻撃」とは、特定のグループがハッシュレートの51%を支配して不当な取引を行うこと。
ビットコインが採用する「PoW(プルーフオブワーク)」というコンセンサスアルゴリズムが抱える大きな欠点でもあります。
このマイナーからの51%攻撃をきっかけに、ビットコインキャッシュABCのガバナンスは崩壊。
ビットコインキャッシュABCは、ここから低迷することになりました。
2021年7月1日にXEC(eCash)としてリブランド
苦難の道を辿ってきたビットコインキャッシュABC(BCHA)でしたが、2021年7月1日にeCashとしてリブランドしトークン名もXECに変更しました。
eCashが掲げるビジョンは、デジタルマネーの再定義。
これまでにないほどの拡張性だけでなく、より高速なトランザクション処理と安全性を実現することで、現金と同等に使える仮想通貨を目指しています。
またAvalancheプロトコルの採用によって、ステーキングやフォークフリーネットワークのアップグレード、サブチェーンなどといった、これまでのビットコインプロジェクトにはなかった機能を実現することに成功しました。
XEC(eCash/イーキャッシュ)の主な特徴やメリット
ここからは、XEC(eCash/イーキャッシュ)の主な特徴やメリットについて、4つのポイントで見ていきましょう。
- Avalancheのコンセンサスアルゴリズムを採用
- ステーキングができる
- 誰でもトークンが作れる(eToken)
- 小数点以下8桁の仮想通貨
- 健全なガバナンスの実現
Avalancheのコンセンサスアルゴリズムを採用
XEC(eCash)が採用するのは、Avalancheの革新的なコンセンサスアルゴリズム。
これによって、即時トランザクション、強固なセキュリティ、フォークフリーのアップグレードなどが可能となるだけでなく、政治的にも健全なガバナンスを確立しています。

ステーキングができる
XEC(eCash)はAvalanche基盤のブロックチェーンにリブランドしたことで、ステーキングもできるようになりました。
保有するXECトークンを預けることで報酬を得ることができ、高利回りな利率で資産運用することが可能となっています。
誰でもトークンが作れる(eToken)
eCashは「eToken」という機能によって、誰でも低コストで独自のトークンの作成が可能です。
トークン名やトークンで使われるアイコンを自由に決められることはもちろんのこと、供給数や通貨における小数点以下の桁数の設定もできるようになっています。
小数点以下8桁の仮想通貨
XEC(eCash)は、小数点以下8桁という細かな単価が設定された仮想通貨となっています。
これは、低い単価設定の通貨の方が相場の上昇時により大きな恩恵を受けられるという運営サイドの意向によるものです。
健全なガバナンスの実現
ビットコインキャッシュABC時代の苦労もあり、XEC(eCash)は健全なガバナンスを実現しています。
eCashプロトコルからの収益はeCashの開発や技術に再投資され、資金はGlobal Network Council(GNC)によって毎年割り当てられることになっています。
仮想通貨XEC(eCash/イーキャッシュ)の将来性・今後の価格予測
起死回生のリブランドによって機能を大幅にアップグレードし、市場からの注目度も高まっているeCash(イーキャッシュ)の将来性は高く、仮想通貨XECトークンの価格は中長期的に上昇する可能性が高いです。
ハードフォーク元でもあるビットコインキャッシュ(BCH)の時価総額が約1兆円であることやリブランドしたXECのスペックを踏まえれば、少なくとも今の価格から2倍になるだけの伸びシロはあります。
仮想通貨XEC(eCash/イーキャッシュ)の買い方・おすすめの取引所
ここからは、仮想通貨XEC(eCash/イーキャッシュ)の買い方やおすすめの取引所についてお伝えしていきます。
将来性が高いXEC(eCash)トークンですが、残念ながら現時点で国内取引所での取り扱いはありません。
XECトークンを購入するためには、以下のステップを踏んで海外取引所でトークンを購入する必要があります。
- 国内取引所で口座を開設する
- 国内取引所でビットコイン(BTC)を買う
- 海外取引所で口座を開設する
- 購入したビットコイン(BTC)を海外取引所のウォレットに送金する
- 海外取引所にてビットコイン(BTC)でXECを買う
国内の取引所で安くビットコインや仮想通貨を買うなら、世界170ヶ国で数千万人のユーザー数を誇る取引所フォビジャパン(Huobi Japan)です。

フォビジャパンの最大のメリットは、取引所経由で扱う銘柄数が圧倒的に多いこと。
フォビジャパンが取引所で扱う14銘柄という数は、国内で圧倒的ナンバーワンです。
基本的に国内の仮想通貨取引所は「販売所」と「取引所」経由での売買機能があって、販売所経由での売買は取引所に支払う手数料が高くなります。
フォビジャパンは取り扱いする全銘柄が取引所経由で売買できるようになっており、取引所に支払う売買手数料が格安なのです。
少しでも安く買って高く売りたいというキャピタルゲイン目的で仮想通貨投資をするなら、フォビジャパンを使わない選択肢はありません。
世界有数の仮想通貨取引所だけにセキュリティ対策も万全で、安心・安全に仮想通貨取引が行える環境が整っています。
Huobiは全世界で展開しているグローバルな取引所のため、今後もHuobiでしか買えない通貨の上場が大いに期待できます。
新規仮想通貨の上場がアナウンスされてからでは遅いので、フォビジャパンはまず最初に口座開設しておきましょう。
※これから仮想通貨投資を始める超初心者向けに、以下の記事で仮想通貨の始め方を「図解入り完全ガイド」しています。
仮想通貨投資を始める上であなたが気になっている疑問もほとんど解決できますので、ぜひ参考にしてくださいね。

また、海外取引所でXEC(eCash)トークンを購入するなら、世界最大の取引所であるBinanceがベスト。
結局のところ、取り扱ってる仮想通貨のラインナップや豊富な通貨ペアなど、Binanceが一番使い勝手がいいんですよね。
近年、日本政府の規制が厳しくなってきており、海外取引所の新規口座開設ができなくなるところも出始めています。
ハッキリ言って、Binanceに口座を持ってないと仮想通貨で億り人になれる可能性はゼロです。
四の五の言わずに、今のうちにBinanceは口座開設だけでもしておきましょう。
まとめ
今回はXECとはどんな仮想通貨で、eCash(イーキャッシュ)はどんな特徴やメリットがあるかなどについてお伝えしてきました。
- Avalancheのコンセンサスアルゴリズムを採用
- ステーキングができる
- 誰でもトークンが作れる(eToken)
- 小数点以下8桁の仮想通貨
- 健全なガバナンスの実現
リブランドが成功し、本家のビットコインキャッシュを抜く可能性すら秘めるXEC(eCash)の将来性が高いことは間違いありません。
eCashの今後の動きは要チェックですよ。
※国内取引所を選ぶポイントやおすすめの使い方については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
