「SRMとはどんな仮想通貨で、Serum(セラム)ってどんなプロジェクトなの?」
2021年の仮想通貨業界で一番注目を集めた仮想通貨といえば、間違いなくSolanaでしょう。
そんなSolanaに対する市場からの熱い視線を背景に、SolanaだけでなくSolanaのブロックチェーン基盤で作られた他のサービス(Solana銘柄)にも注目が集まっています。
かくいうSerum(セラム)も、言わずと知れたSolana系プロジェクトの一つ。
SolanaチェーンベースのDEX(分散型取引所)で、Serumが発行しているトークンがSRMです。
今回は、仮想通貨SRMとは何なのかやSerumについてもっと詳しく知りたいあなたのために、
- Serumの特徴や主なメリット
- Serumの将来性や今後の価格予測
- Serumの買い方やおすすめの取引所
についてお伝えしていきます。
仮想通貨SRM(Serum/セラム)とは?
SRMとはどんな仮想通貨で、Serum(セラム)はどんなプロジェクトなのか。
まずはSRM(Serum)の主な特徴やメリットなど、基本情報をしっかりと押さえていきましょう。
SRM(Serum)の基本情報:時価総額・価格・チャート
SRM(Serum)の価格は1SRM=9.85円で時価総額は約491億円(2021/9/17現在)です。
チャート的にはSOL(Solana)への注目度が高まるのに伴い、9月12日には1SRM=1,327円という上場来高値をつけています。
通貨名 | Serum |
---|---|
ティッカー・シンボル | SRM |
価格 | 9.85円 |
時価総額 | ¥49,108,535,303円 |
時価総額ランキング | 第131位 |
ブロックチェーン | Solana |
ホワイトペーパー | Whitepaper |
ロードマップ | Roadmap |
公式サイト | https://projectserum.com/ |

SRM(Serum)の上場は、2020年8月。
Solanaへの注目が高まるのに伴い2021年上半期の仮想通貨バブルで大きく価格が上昇し、今後もSolanaチェーンの筆頭銘柄として大きな期待が持てますね。
SRM(Serum)の主な特徴
SRM(Serum)の特徴は主に以下の4つです。
- 仮想通貨デリバティブ取引所最大手FTXが主導
- より速く、より安く、より強力なDeFi
- 板取引ができるDEX
- バーン(焼却)による希少性の向上
仮想通貨デリバティブ取引所最大手FTXが主導
Serum(セラム)は、FTXが運営する「DEX(分散型取引所)」です。
FTXは29歳の若さで個人資産1兆円を超す大富豪となったSam Bankman-Fried(サム・バンクマン・フリード)氏が、「トレーダーのための取引所」を目指して作った仮想通貨デリバティブ取引所の最大手。
Solanaを全面的に支援しているFTXだけにSolanaチェーン系トークンの上場にも積極的で、将来性の高い仮想通貨を早い段階で仕込むのにもFTXは最適な取引所です。
まさに、Solana関連銘柄ならFTXというわけですね。
より速く、より安く、より強力なDeFi
Serumが掲げる理念は、
Faster, Cheaper and more Powerful DeFi(より速く、より安く、より強力なDeFi)
というもの。
処理速度が速く手数料が格安なSolana。
Serumのビジョンを実現するために、Solanaは欠かせない超重要な「核」となっています。

板取引ができるDEX
Serumの大きな特徴の一つが、オーダーブックと呼ばれる「板取引」ができることです。
板取引とは、下の画面のように「買い」と「売り」がどの価格でどれだけの数量あって、それらを見ながら売買する取引形態のこと。

証券口座で株式を売買したことがある人にしてみれば見慣れた画面構成で、特に目新しさは感じないかもしれません。
でもDEX(分散型取引所)では仮想通貨をスワップ(通貨交換)によって売買するのが一般的で、板取引ができるDEXって実はほとんどないんですよね。
Serumが「板取引」を採用しているのは、FTXの創始者であるSam Bankman-Friedがトレーダー出身で、トレーダーの観点で仮想通貨の売買でも「板取引」が欠かせないと考えているからです。
Serumはそれ自体でDEXを運営していますが、Solanaチェーンを使った他のDEXではSerumのオーダーブック機能を使うところも増えてきています。
バーン(焼却)による希少性の向上
Serum上での売買によってユーザーから支払われた手数料の一部はSRMの購入に利用され、購入されたSRMはバーン(焼却)される仕組みです。
これによってSRMトークンが希少性が高まり、トークンの価値が上がる(価格が上昇する)ようになっています。
Serumのメリット・デメリット
SRM(Serum)を利用する上では、当然ながらメリットとデメリットがあります。
最大手の仮想通貨取引所であるBinanceと比較して、Serumのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
Serumのメリット
Serum最大のメリットはMakerの手数料がマイナス、つまり、Makerであれば取引手数料を支払うのではなく逆にその分の手数料がもらえるということです。
例えばBinanceの場合、30日間のBTC取引量や保有しているBNBトークンの量に応じて、以下のようにMakerとTakerの手数料が定められています。
レベル | BTC取引量 | BNB残高 | 手数料(Taker/Maker) |
VIP 0 | < 50BTC | ≧ 0BNB | 0.1%/0.1% |
VIP 1 | ≧ 50BNB | ≧ 50BNB | 0.09%/0.1% |
VIP 2 | ≧ 500BTC | ≧ 200BNB | 0.08%/0.1% |
VIP 3 | ≧ 1500BTC | ≧ 500BNB | 0.07%/0.1% |
VIP 4 | ≧ 4500BTC | ≧ 1000BNB | 0.07%/0.09% |
VIP 5 | ≧ 12000BTC | ≧ 2000BNB | 0.06%/0.08% |
VIP 6 | ≧ 20000BTC | ≧ 3500BNB | 0.05%/0.07% |
VIP 7 | ≧ 40000BTC | ≧ 6000BNB | 0.04%/0.06% |
VIP 8 | ≧ 80000BTC | ≧ 9000BNB | 0.03%/0.05% |
VIP 9 | ≧ 150000BTC | ≧ 12000BNB | 0.02%/0.04% |
一方のSerumの手数料体系は、SRMトークンの保有量に応じて以下の通りとなっています。
レベル | SRM保有量 | 手数料(Taker/Maker) |
0 | < 100SRM | 0.22%/-0.3% |
1 | 100SRM | 0.20%/-0.3% |
2 | 1,000SRM | 0.18%/-0.3% |
3 | 10,000SRM | 0.16%/-0.3% |
4 | 100,000SRM | 0.14%/-0.3% |
5 | 1,000,000SRM | 0.12%/-0.3% |
6 | 10,000,000SRM | 0.10%/-0.5% |
そもそもMakerとは、板取引上に新しく板を作って売買する人のこと。
板がスカスカな状態だとトレードしにくいため、Serumは新規に板を作ってマーケットメイクしてくれる人には手数料分のインセンティブを支払っているわけですね。
Serumのデメリット
Binanceに比べてTakerの手数料が高いのは、Serumのデメリットの一つです。
成り行きで売買することが多い人にとっては、Binanceを使った方が手数料は少なくて済みますね。
また、Serumはまだ新しい取引所ということもあり扱う銘柄数が少なく、現状はSolanaチェーン系を中心とした約70銘柄程度に限られています。
数百種類の仮想通貨や様々な通貨ペアを扱うBinanceと比べると、仮想通貨投資する上での主要取引所としては正直向いていません。
とはいえ、Serumはまだ発展途上のDEX。
Solanaはクロスチェーン機能によってイーサリアム経済圏を巻き込んで成長してきているので、Solana基盤のDEXであるSerumの仮想通貨ラインナップは今後確実に拡充されていくはずです。
仮想通貨SRM(Serum)の将来性・今後の価格予測
仮想通貨SRM(Serum)の将来性は高く、500億弱という現状の時価総額を考えれば今後は今の価格から数倍~数十倍になる可能性もあります。
Serumの将来性が高いという主な理由は以下の2つです。
- Solanaに対する注目度の高まり
- イーサリアム経済圏からの流動性向上
Solanaに対する注目度の高まり
SolanaのガバナンストークンであるSOLは2021年に大きく飛躍を遂げ、時価総額ランキングでリップルを抜き一気に6位まで上り詰めた大注目の仮想通貨。
Solanaが注目されることで、Solanaのエコシステムを構成している他の仮想通貨への注目度も今後さらに上がることは確実です。
イーサリアム経済圏からの流動性向上
SerumはSolanaのクロスチェーン機能によってイーサリアムのエコシステムと連携し、イーサリアム経済圏から大きな流動性を引っ張ってくる可能性を秘めています。
実際に同じSolanaチェーン系のDEXでSerumのオーダーブック機能も実装されているRaydiumは、イーサリアム基盤のDEXであるSushiswapと統合する予定です。
イーサリアムが抱える手数料の高騰は、DeFiにとっては超致命的な大問題。
Sushiswapだけでなく他のイーサリアム系DEXとも連携してくれば、Solana系のDEXが大きな飛躍を遂げるのは間違いないでしょう。
仮想通貨SRM(Serum)の買い方・おすすめの取引所
ここからは、仮想通貨SRM(Serum)の買い方やおすすめの取引所についてお伝えしていきます。
将来性が高いSRM(Serum)ですが、残念ながら現時点で国内取引所での取り扱いはありません。
SRMトークンを購入するためには、以下のステップを踏んで海外取引所でトークンを購入する必要があります。
- 国内取引所で口座を開設する
- 国内取引所でビットコイン(BTC)を買う
- 海外取引所で口座を開設する
- 購入したビットコイン(BTC)を海外取引所のウォレットに送金する
- 海外取引所にてビットコイン(BTC)でSRMを買う
国内の取引所で安く仮想通貨を買うなら、世界170ヶ国で数千万人のユーザー数を誇る取引所フォビジャパン(Huobi Japan)です。

フォビジャパンの最大のメリットは、取引所経由で扱う銘柄数が圧倒的に多いこと。
フォビジャパンが取引所で扱う14銘柄という数は、国内で圧倒的ナンバーワンです。
基本的に国内の仮想通貨取引所は「販売所」と「取引所」経由での売買機能があって、販売所経由での売買は取引所に支払う手数料が高くなります。
フォビジャパンは取り扱いする全銘柄が取引所経由で売買できるようになっており、取引所に支払う売買手数料が格安なのです。
少しでも安く買って高く売りたいというキャピタルゲイン目的で仮想通貨投資をするなら、フォビジャパンを使わない選択肢はありません。
世界有数の仮想通貨取引所だけにセキュリティ対策も万全で、安心・安全に仮想通貨取引が行える環境が整っています。
Huobiは全世界で展開しているグローバルな取引所のため、今後もHuobiでしか買えない通貨の上場が大いに期待できます。
新規仮想通貨の上場がアナウンスされてからでは遅いので、フォビジャパンはまず最初に口座開設しておきましょう。
※これから仮想通貨投資を始める超初心者向けに、以下の記事で仮想通貨の始め方を「図解入り完全ガイド」しています。
仮想通貨投資を始める上であなたが気になっている疑問もほとんど解決できますので、ぜひ参考にしてくださいね。

また、海外取引所でSRM(Serum)トークンを購入するなら、世界最大の取引所であるBinanceがベスト。
結局のところ、取り扱ってる仮想通貨のラインナップや豊富な通貨ペアなど、Binanceが一番使い勝手がいいんですよね。
近年、日本政府の規制が厳しくなってきており、海外取引所の新規口座開設ができなくなるところも出始めています。
ハッキリ言って、Binanceに口座を持ってないと仮想通貨で億り人になれる可能性はゼロです。
四の五の言わずに、今のうちにBinanceは口座開設だけでもしておきましょう。
まとめ
今回はSRM(Serum)とはどんな仮想通貨で、どんな特徴やメリットがあるかなどについてお伝えしてきました。
- 仮想通貨デリバティブ取引所最大手FTXが主導
- より速く、より安く、より強力なDeFi
- 板取引ができるDEX
- バーン(焼却)による希少性の向上
Solanaチェーン筆頭銘柄の一つであるSRM(Serum)が、今後さらに大きく成長することは確実です。
SRM(Serum)の高い将来性に大いに期待しましょう。
※国内取引所を選ぶポイントやおすすめの使い方については、以下の記事でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。
